Bobby Caldwell金沢公演にいってみた

10月4日、19:00開演　金沢市文化ホール。

「いやーすごい元気なおじさんだなぁ！」

ボビー・コールドウェルのLIVEが行われ、見終わった直後の感想です。

CDではよく聴いていたものの、前から８列目の近距離でまさか本物の生ボビーに

対面できるとは当日まで信じられませんでした。会場まで自転車でかけつけるという

気軽さがまた信じがたいものがありました。

ボビーは黒のスーツ姿に、黒のネクタイで登場。もう60歳なので、往年のような

澄んだ声は聴けないかもしれないと初めは思っていました。

それが、ステージが始まるや否や、芯の強い声と突き抜けるようなクリアヴォイスが

会場全体を覆ってしまいました。

これは、まさにCDと同等か、それ以上のパフォーマンスぶりです。

しかもボビーはキーボードもひき、鍵盤のついたハーモニカ、それにストラトのギター

まで演奏する多才ぶりにも驚かされました。とにかく、甘い声でありながら、腹の底から

わき上がってくるような力強さがありました。

サックスプレーヤーもノリノリでしたね。

曲は「What You Won’t Do For Love」はどうやらメインにしていたようですが、

AORファンとしては、名盤中の名盤の1stアルバムから多く、例えば「Special To Me」を

ステージ１曲目で欲しかったですね。

しきりに、パーラメントのタバコCMソングの曲を歌っていました。

少なくともアンコールでは歌ってほしかったですね。

「Down For The Third Time」、「Rain」、「Can’t Get Over You」ほか

もっと歌ってほしかった曲がたくさんあり、不完全燃焼なのが正直な感想です。

演出する側にも気がついたことがありました。

まず、ステージのバックが単なる黒の垂れ幕だけでした。

「夕陽と椰子の木」はこの人には欠かせない必須の絵です。

Boby Caldwellのことをよく知らない人が主催者だったのではないか

と思われて少し残念でした。

次に、会場で、バンドメンバーを含めた、パンフレットの

販売もなく、グッズ販売もありませんでした。当然どのグッズも

「夕陽と椰子の木」は絶対です。

演出だけみれば、普通のアメリカ人のステージというファンには味気ないものでした。

※当日の会場は、当日券も販売されるほど、、空席も目立つ６～７割程度の

入り様でした。個人的に、内容的には不完全燃焼のステージだったものの、

ボビーの衰えを感じさせない力強い歌声と生ボビーを見れて幸せでした。

次は、カーラ・ボノフのライヴみたいなぁー。もちろん、ダイアナ・クラールも。

リンダロンシュタッドの所在については、某店主が次のようにいっていました。

「メキシコにいってそれっきりのようです」　残念。

Perfect Island Nights

1.In The Afterlife

2.Crazy For Your Love [Evening Mix]

3.Donna

4.Where Is The Love (Duet with Dennice Williams)

5.Perfect Island Night

6.Our Day Will Come

7.I Need Your Love

8.Can’t Get Over You

9.Call Me Up

10.Extra Mile

11.Rain

12.Sukiyaki [Forever]