平城京に行ってみた
「あをによし 奈良(寧楽)の都は 咲く花の にほうがごとく 今盛りなり」
万葉集でもその比類なき美しさをたたえられている
平城遷都1300年祭の奈良。
”なんと(710年)”きれいな平城京で覚えた教科書でお馴染みの日本史。
それ以外はというと、
昔修学旅行で東大寺の大仏様や鹿せんべいぐらいしか知りません。
駐車場は大和郡市の九条公園でとめて(駐車料500円)、パーク&バスライド
でメイン会場に向かいました。
100年に1回のお祭りということで、出かけてきました。
奈良の現代の街並みはとてもコンパクトなのに、世界遺産になっている
都があった場所にいくととても広く感じるところが印象的でした。世界遺産の中央を
近鉄奈良線が普通に横切っているところも不思議な光景でした。
歴史の知識がほとんどない私だったので、現地ではガイドツアー(300円)を申し込み、
40分程度をかけて復元された遣唐使船から朱雀門、大極殿まで案内してもらいました。
この地面の下には今も木簡といわれる当時の人の暮らしを知る木の札がいっぱい
埋まっているそうです。
これまでの発掘調査によって、次のようなことがわかってきたそうです。
当時は紙が貴重品だったので、木簡という木札に墨で文字を書いたり、
指関節の長さの印をつけておき現代でいうIDカードの役割にも使っていたそうです。
また奈良に住んで10年という笑顔が印象的なガイドの植木さんがいいます。
「木簡の中には、ここで小便をしてはいけません」というものまで出てきているそう。
昼食は古代米の黒米を使ったという遷都すしバーガー(680円)を食べました。
もっちりとボリュームがあって、空腹なお腹を満たしてくれました。
1300年前と同じお米と思うと、壮大な古代ロマンが口に広がるようです。
玉座のある大極殿まで朱雀門から直線で数キロの道のり。
近辺では人気スポットらしい曽爾村の曽爾(そに)高原に立ち寄り
高原の風を浴びて、帰路につきました。
すすきの群生が気温17℃の爽風にたなびき高原らしさを一層ひきたて
爽快な気分に浸れました。
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